3月 21, 2026
バドミントン指導者講習会終了しました
令和7年度に実施予定していた3会場(山形、栃木、秋田)のバドミントン指導者講習会は無事終了しました。
参加していただいた皆様、開催にご協力いただいた各県バドミントン協会、スタッフの皆様、ありがとうございました。

以下に講習会の報告をします。
令和7年度 バドミントン指導者講習会実施報告書
1. 実施概要
• 目的: 最新のコーチング理論および身体の仕組みに基づくバドミントン指導法を共有し、実際にオンコートでジュニアプレーヤーに指導を実習し、指導者としてのスキルアップを図る。
• 開催地: 出羽体育館(鶴岡市 2025年11月29,30日)、宇都宮北高校(宇都宮市 2025年12月6,7日)、秋田県スポーツ科学センター(秋田市 2026年2月22,23日)
• 対象者: バドミントン指導者、小中高生(ジュニアトレーニング)
• 参加人数:
山形会場 一般 8名 ジュニアプレーヤ 54名 オンライン 2名
栃木会場 一般 16名 ジュニアプレーヤ 65名 オンライン 0名
秋田会場 一般 10名 ジュニアプレーヤ 21名 オンライン 4名
合計 34名 140名 6名
2. アンケート集計結果の総括(全体傾向)
全3会場の事後アンケートを集計した結果、参加者の満足度は極めて高く、「楽しさ」と「深い学び」が両立した質の高い講習会であったことが確認された。特に以下の3点が共通の成功要因として挙げられる。ジュニアの参加者のアンケートの回収数が多いため、ジュニアの回答が多くの部分を占めている。
1. 科学的・解剖学的アプローチの定着 「骨206本」「筋肉600」「ラギングバック」「注意の分散」といった具体的なキーワードが、ジュニア層から指導者まで幅広い年代の回答に多数見受けられた。最新の認知科学や解剖学に基づく理論を、ノックやステップの実践に分かりやすく落とし込んだ指導手法が高い効果を発揮した。
2. 心理的安全性の高い指導環境と優れたオーガナイズ 「ミスをしても大丈夫な雰囲気だった」「コーチ陣が明るく前向きだった」といった声が多く寄せられた。また、待ち時間を減らし飽きさせない練習メニューの組み立て(オーガナイズ)そのものが、参加した指導者にとっての良き手本として高く評価された。
3. 多様な年代との交流とトップレベルへの接触 小中高生から大人までが同じ空間で学ぶ環境や、トップ選手・大学生との交流が参加者の大きな刺激となった。
3. 参加者からの主な要望・今後の課題
次回の企画立案や今後の運営に向けて、以下のような具体的要望や改善点が挙げられている。
• 実戦形式・戦術指導への接続 学んだ身体の使い方や基礎理論を実際の試合でどう活かすかに関心が集まっており、「ゲーム形式の増加」「ダブルスのローテーションや戦術」「スマッシュレシーブ」などの実戦的メニューを求める声が多い。
• レベル別・課題別のカスタマイズ 「苦手なショットごとにコートを分けて克服したい」「レベルや学年に応じたクラス分けをしてほしい」といった、個々の課題にフォーカスした練習環境へのニーズが見受けられた。
• 指導者向けの継続的な情報提供 指導者層からは「年間を通じた練習プログラムの作り方」「初めて見る選手の課題把握方法」「自宅でできるトレーニングメニュー」など、講習会後も現場で継続して活用できる具体的な情報の提供が求められている。
• 運営面・広報面に関するフィードバック 「他の大会日程と重なってしまった」「参加可否の連絡をもっと早く欲しかった」等の意見があり、開催時期の調整や広報スケジュールの早期化が今後の検討課題となる。
4. 今後の展望
今回の講習会を通じて、身体の連動性やエコロジカルアプローチといった高度なコーチング理論が、ジュニア層にも「楽しく、ためになる」コンテンツとして浸透することが証明された。 今後は、この基礎理論をベースとしつつ、参加者からの要望が多かった「実戦形式」や「課題別対応」を柔軟に組み込むことで、さらに満足度の高い育成・指導プログラムへと発展させていきたい。






