6月 17, 2017
佐々木翔さん 2017講演会報告
佐々木翔さんの講演会の報告です。
佐々木さんは15年在籍したナショナルチームA代表について、アテネ、北京、ロンドン、リオのオリンピックを目指した4年ごとに分けて、18歳から22歳は不安、22歳から26歳は自立、26歳から30歳は出会い、30歳から現在は振り返り、競技人生の終活とまとめられました。
不安は北海道から東京へ進学しての一人暮らしの不安。自立は北都銀行に所属して、一人ですべてやっていこうとジムに通って体を作ったこと。出会いはメンタルトレーナー、フィジカルトレーナーとの出会い。周囲の評価を気にする気持ちを変化させられたこと。「この期間は、人間に例えると40歳から50歳に当たる」という表現に、「佐々木さんは人間ではなかったんだ!」という合いの手も加わり、会場は笑いに包まれていました。「僕はこう考えて生活してきたけれど、それが全てではないし、他にも選択肢があると思う。自分自身でよく考えることが大切だと思う」と話すなど、うまく行ったこと、うまくできなかったことも含めて飾らずに、自分の経験を語る佐々木さんの姿に、参加された皆さんも心に残る時間を過ごされたと思います。誰にも真似できない人生を送りつつも、自分を客観的に捉えることができ、さらに他者を受け入れる心を持っている方だと思いました。
佐々木さんは最後の質問タイムの多くの質問にも、一つ一つの言葉を選びながら、丁寧に回答され、終了後も多くの方との写真撮影にも応えてくださいました。とても有意義な講演会になりました。
参加していただいた多くの皆さんと、この時間を一緒に過ごせたことをうれしく思います。参加いただきありがとうございました。